木戸鍼灸整骨院〜よくある質問

このページでは、よく患者さんから質問されることについて答えていきたいと思います。
治療上のことはもちろん、「先生自身は肩がこらないのか?」といったユニークな質問まで、
幅広い疑問を扱っていきたいと思います。

Q01.
接骨院や鍼灸院、カイロプラクティックといった様々な名前がありますが、どのように違うのでしょうか?

接骨院とは国家試験である「柔道整復師試験」に合格した「柔道整復師」が扱える名称です。
鍼灸院とは国家試験である「はり師・きゅう師試験」に合格した「鍼灸師」が扱える名称です。
つまり、接骨院や鍼灸院という名称であれば国が認めた「有資格者」が治療にあたっていると言ってほぼ間違いはないでしょう。
一方、カイロプラクティックや整体師というのは国が定めた国家資格は無く、独自に組織をつくるなどして治療にあたっている臨床家です。
中には国家資格をもっている治療院でも、カイロプラクティック等の名称を使用しているところはありますので、もし気になるようなら問い合わせてみたほうがいいでしょう。
ただ、資格をもっている=良い治療院 とは限りません。逆にカイロプラクティック等、国家資格が認められていない治療についても素晴らしいものはたくさんあります。
患者さん自身がきっちりとした知識を持って、自ら選択することが大切であるといえます。

Q02.
鍼の太さはどれくらいあるのでしょうか?

鍼といっても色々な鍼があるため、ここでは現在日本でもっとも多く使われている「毫鍼」(ごうしん)についてお話します。
鍼灸の鍼は非常に細く、直径が0.16mm〜0.20mm程度のものが多く使われています。注射針は静脈注射針で0.65mm程度なので、いかに細いかがわかると思います。
そのため、痛みはほとんどなく、むしろ気持ちいいほどです。

Q03.
治療している先生自身は肩がこったりしないのですか?

こります。疲れます。人間ですもの・・・
当院では、患者さんが減ったときや閉院後に、お互いが治療しあうことがしばしばあります。もちろん、鍼や灸もその時々に応じて使っています。

Q04.
もぐさ(艾)はなにでできているのですか?

ご存知の方も多いと思いますが、もぐさはよもぎから作られます。
しかしよもぎの葉全てを使うのではなく、精製を行い最終的には葉の裏にある毛を集めて使います。
もぐさには灸頭鍼(当院ホームページ 治療風景の紹介をご覧ください)などの間接灸用と、直接肌にすえる直接灸用に分けられます。
間接灸用には精製の度合いが低いもぐさを、直接灸用には精製の度合いが高いもぐさを用います。

Q05.
鍼をした後、風呂に入っても問題ないのでしょうか?

鍼灸治療に使う鍼はとても細いため、傷口は短時間で修復されます。ですので、治療後2〜3時間あければ問題ありません。

Q06.
高血圧や心臓病などの持病があっても、鍼灸治療は受けられるのでしょうか?

程度にもよりますが、ほとんどの場合は受けることができます。
ただし、治療法によっては不適応のものや、鍼灸治療自体が適さない疾患もあります。
初診時に必ず担当の先生に伝えるようにしてください。
  

Q07.
鍼は深く刺したほうが効くのでしょうか?

鍼の深さ(刺入深度)はその治療法や治療目的によってかわってきます。
体の奥深くにある筋肉を刺激したいのであれば深く、体の表面にある筋肉を刺激したいのであれば浅く刺すことになります。
しかし、東洋医学的な治療(気や経穴(つぼ)を整えたりする場合)の場合、刺入深度はその治療法や理論によって変わってきます。
ですので、深く刺す=よく効く というわけではありません。

Q08.
鍼は痛くないのでしょうか?また、灸は熱くないのでしょうか?

当院では細い鍼(Q2をご覧ください)を使用していますので、痛みはほとんどありません。
まれにチクリとした痛みを感じることがありますが、注射針のような強い痛みでありませんのでご安心を。灸については、当院では原則灸頭鍼を行いますので、熱さはなく、非常に心地よい暖かさを感じることができます。
また、ご希望に応じて直接灸を行います。

Q09.
テーピングはどのような目的で使われるのでしょうか?

テーピングには大きく分けて2種類あります。
一つ目はスポーツなどでの怪我を予防するためのテーピング、二つ目は怪我の回復を目的とした固定や保護のテーピングです。
怪我を予防するテーピングはアメリカで発展し、近年日本にもその技術が導入されています。テーピングのみならず、鍼灸治療や
整体等の治療は、怪我や病気を防ぐために受けていただくものであるとお考えください。
一度怪我や病気になると、回復までには相当の時間がかかります。
そうなる前に予防の目的で当院などの鍼灸・接骨院を利用していただけたらと思います。

Q10.
苦手な治療法があるのですが、それ以外の方法で治療はしてもらえるのでしょうか?

個人によっては鍼が苦手な方、指圧が苦手な方、色々な方がいらっしゃいます。
当院では、個人に合った治療法を行うことを原則としています。
苦手な治療法や過去に治療を受けられ、自分に合わなかった治療法がある方は初診時におっしゃってください。

Q11.
病院では問題ないと診断されたのですが、治療はしてもらえるのでしょうか?

病院では検査の結果など、客観的なデータを基に診断を行うケースがほとんどです。
実際には痛みなど不調を感じていても、病名がつかない場合が多くあるのが事実です。
接骨院や鍼灸院は「症状」に対しての治療を行いますので、たとえ病名がつかなくても心配要りません。

Q12.
ぎっくり腰になったようです・・・ どうすればいいのでしょうか?

ぎっくり腰には「筋・筋膜性腰痛症」という名前がついています。筋肉は筋膜と呼ばれる膜に覆われていて、その膜が破れたり傷がつくなどして痛みが出現します。また、その膜に覆われている筋繊維が損傷されても痛みがでます。ぎっくり腰になった場合、痛くない姿勢で横になり、氷嚢や氷を入れた袋等で患部を冷やしてください。冷やすか冷やさないかによってその後の痛みに大きな差が出ます。これは直後から起こる炎症反応を冷やすことによって抑えられるからです。応急処置が終われば、できるだけ早期に鍼灸院や接骨院等の医療機関で手当を受けてください。

Q13.
鍼治療を受けたのですが、内出血を起こしているようです。どうすればいいのでしょうか?

鍼を打つ際は目で見える血管を突かないよう細心の注意を払っています。
しかし、人間の体には毛細血管と呼ばれる細い血管が張り巡らされており、それを完全に避けて鍼を打つことはまず不可能です。
ですので、まれにですが内出血を起こす場合がありますが、1週間程度で元に戻りますので安心してください。
不安がある場合は気軽にお申し出ください。

Q14.
治療はどれくらいの回数を受ければよいのでしょうか?

治療効果には個人差があり、治療の回数を決めることはできません。
1回の治療で症状が完全に消える人もいれば、徐々に効果が現れる人もいらっしゃいます。
2〜3回程度の治療で効果が現れる方が多いようです。まずは数回治療を受けていただき、効果を判断していただければと思います。

Q15.
現在妊娠しているのですが、鍼や灸は受けていいのでしょうか?

薬品や放射線とは違い、鍼や灸は胎児に害を与えることはありません。
母体の健康維持や、妊娠時におこる不快な諸症状に鍼や灸はまさに最適な治療だといえます。
ただし刺激の強すぎる治療は好ましくありませんので、必ず資格をもった鍼灸師にご相談ください。

Q16.
市販のお灸を使用したいのですが、どうすればいいのでしょうか?

当院では市販のお灸等の使用方法についてもアドバイスしています。
点をおろすこともできますので、お灸の使い方等も鍼灸師にお気軽にご相談ください。